マサチューセッツ工科大学の「反転授業」と「黒板方式」

先日朝日新聞に「教育をタダにするオンライン授業の衝撃」という記事が載りました。そこで取り上げられた「反転授業」について書きます。「反転授業」とは今まで大学で聴いていた講義はネット配信により家ですませ、反対に従来各自にまかされていた講義内容の「定着演習」こそを大学で個別指導しようというものです。現在塾業界は個別指導ブームですが、これは教室で講義を聴いてもほとんど理解定着できない生徒が増えているという現状によっています。学校で行われている「講義の質」が低下しているのか「生徒たちの受け止め力」が低下しているのか不明ですが、多くの子供は学校だけではほとんど何も達成できず塾で補完してもらうことが常態化しています。膨大な予算を国が教育に投じているにもかかわらず学びの実質は学校が終わった後に通う塾に移行しているのです。学校は行事やともだち作り、そして卒業証書のためのもの。勉強を本当にするのは「塾」。塾の側からこのようなことをいうのは「説教強盗」のようなものかもしれませんが、これはたいへんな時間と労力の無駄に違いありません。わたしにはいじめよりも体罰よりもこのことが痛切に悩ましく思われます。そこでこの事態を「逆転」させるために教育界に提案したいと思います。講義部分はPCを利用し「うまい講義者」にまかせ、一方少子化による空き教室を利用し定着演習の個別指導を少人数で学校が行うのです。朝日の記事では、マサチューセッツ工科大学の講師ガディリ氏は教室巡回して生徒の面倒をみていました。英数会の「黒板方式」では教師は生徒のノートをのぞき込むのではなく、教室の壁面を全て黒板にして問題を解かせることにより、教師が生徒各人の進み具合を一望できるようにすることで成果を上げています。この黒板方式、手前味噌ではありますが MITに教えてあげたいくらいです。