⑹ アフィンと射影

 立体の描画には、遠近法を使わない「アフィン投影図(平行投影)」と、遠近感のある「射影投影図(中心投影)」の区別があります。(むろん、その中間の無意識もありますが) 数学で描く図のほとんどはアフィン投影図で、こちらは図形の性質を研究したり、机にのるような小さな物体をかくのに適しています。
 「射影投影図」は写真のように見えるとおりに描く画家のデッサンから始まって、建築家のパースと呼ばれる透視図に使われています。コンピューターグラフィックスで描いたマンションの完成予想図などはこちらです。

$こくばん塾 生田英数会 塾長のブログ-射影とアフィン

 小学生に対する立体の授業で、ぼくはまず最初に「射影投影図」を教え、そのあとアフィンに移りました。射影といっても厳密なものではなく、子供たちが、自分でも紙の上にリアルにビルなどの建物を描けるんだ、という喜びを味わえればよかった。⑷のコの字型のビルはそのときのものです。

 そんなわけで、簡単な2点透視から出発し、それがかけたら10級建築士と呼ぶことにしました。それは楽しい授業でした。小学生でも1級建築士になるとこんな図をかくようになります。

$こくばん塾 生田英数会 塾長のブログ-十字架テント